血液検査でメタボリックシンドロームが見つかる

メタボリックシンドロームの診断基準の項目には、血液検査でしか発見出来ない糖代謝異常、脂質代謝異常があります。腹囲、高血圧なども診断基準ですがこの項目は血液検査の必要はなく簡単に知ることができますが、糖代謝異常、脂質代謝異常は血液検査をしなければ早期発見は難しいのです。

糖代謝異常は糖尿病につながり、初期の段階では自覚症状はありません。あっても気がつかないことが多く、血液検査ではじめて知る人が多いのです。自覚症状が現れたときには病気がかなり進行しているケースが多く、糖尿病の合併症を発症していることもあります。

糖尿病になると血液が毛細血管を通りにくくなるので末梢に酸素や栄養素が届きにくくなり、神経障害や腎臓、網膜に合併症を発症しやすくなります。神経障害によって足などに壊疽を起こして切断するケースや腎症を発症して透析が必要になったり、失明することもあります。糖尿病の早期発見には定期的な血液検査が必要なのです。

最近では中性脂肪を減らす健康食品や飲料が多く販売されています。血液検査で中性脂肪値が高いと指摘される人も多いと思います。過剰な中性脂肪は善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増やす働きがあり、脂質代謝異常に関係しています。

メタボリックシンドロームの診断基準の腹囲は内臓脂肪の蓄積を表し、過剰な中性脂肪から変換されて蓄積されたものなのです。血液検査の中性脂肪値を減らすようにすれば内臓脂肪を減らしてメタボリックシンドロームのリスクを減らすことができます。

中性脂肪は過剰に摂取したエネルギーから作られます。食事は控えめに、栄養バランスを考えてとり、運動習慣でエネルギーを使うようにすれば脂質代謝異常だけでなく糖尿病も改善、予防することができます。年に一回でも、定期的に血液検査をして早期発見、予防することが大切です。